Stibo Systems、過去最高の収益を発表
デンマーク オーフス発 – マスターデータ管理(MDM)ソリューションのグローバルリーダーであるStibo Systems(本社:デンマーク オーフス、日本法人:東京都中央区、代表取締役:工藤 宏之)は、パンデミック下でビジネスが加速したことを発表しました。「パンデミックの過程で、オンラインでのビジネス、及び販売プロセスをプロフェッショナルな手法で整備するには、正規化された正確なマスターデータが重要であると認識する企業が増加しています。こうした企業がMDMに大いに投資しているのです。」と、Stibo SystemsのCEOであるイェスパー・アイラーセンは述べています。同社のMDMソリューションの需要増は、あらゆる業種に見られると同氏は指摘しています。「小売・流通・CPG業界の企業は、ビジネスが実店舗からオンラインへ移行したことに反応し、また製造業はベンダー、サプライヤー、顧客、サードパーティと円滑に仕事をするために、かねてよりビジネスのデジタル化を切望しています。さらに当社は、Brexit(イギリスのEU離脱)に起因して、英国の企業が競争力を維持するために、デジタルトランスフォーメーションの加速化を必要としているというもう1つの混乱期にありながら、活路を見いだしました。」
その結果、Stibo Systemsは当会計年度(2020年5月~2021年4月)を過去最高の収益で終えました。同社の発表によると、収益は前年度比5.4%増の7億650万デンマーククローネ(DKK)です。金利・税引前利益(EBIT)は1,240万DKKに達しました。前年度にサービスとしてのソフトウェア(SaaS)のビジネスモデルへ移行するために多額を投資し、それに起因して7,540万DKKの計画的な赤字を計上した事情もあり、前年度から8,780万DKK増加したことになります。
このように好調な1年となった理由のひとつに、Stibo SystemsのMDMソリューションが、単に正確な商品データを求める企業に実装されてきた、というわけではないことが挙げられます。「お客様との出発点は、たいていが商品データに関する件でした。しかし多くの場合、整備すべきデータドメインが商品だけではないことが明らかになり、そこで商品から、やがて顧客、ロケーション、ベンダー、サプライヤーのデータへと話が進みました。このように企業がマルチドメインのマスターデータ管理を通じて、包括的なデータの透明性を得ようと尽力していることがトレンドであるのは明らかです。」
同氏が述べるもうひとつのトレンドは、顧客が主としてクラウドソリューションを希望していることです。「新規のお客様の80%以上が、SaaSのマスターデータ管理ソリューションを選択しています。当社にとって、これは有望な展開です。というのも、より長期にわたる、より安定した経常収益につながるからです。このように、この分野への投資はすでに採算がとれています。クラウドソリューションは、今後長年にわたり、当社の成功要因になるでしょう。」と結論づけています。
Stibo Systemsについて
Stibo Systemsは、データの透明性を実現する、信頼あるマスターデータマネジメント会社です。世界中の先進的な企業がマスターデータの戦略的価値を最大限に活用し、顧客体験の向上・イノベーションと成長の促進・デジタルトランスフォーメーションの推進を行うための基盤構築に不可欠な原動力となっています。当社は、企業が必要とする「透明性」、すなわち一元化された正確なマスターデータを提供することで、十分な情報に基づいた意思決定と、あらゆるビジネス上の目標達成をお手伝いします。Stibo Systemsは、1794年に設立されたStibo A/Sグループの非公開会社で、デンマークのオーフスに本社を置いています。詳細についてはwww.stibosystems.com/ja/ をご覧ください。
本リリースはデンマークStibo Systems本社が2021年6月25日(現地時間)に発表したプレスリリースの抄訳です。